様式・用紙の選び方
履歴書の様式は「JIS規格履歴書」が標準ですが、職歴欄を広くしたものなど、JIS規格に類似した履歴書も市販されています。転職用には職歴を記載する行数が多いものや、自分のアピールしたい欄が広いものを選ぶといいでしょう。ただし、募集要項でJIS規格の履歴書と指定されている場合は従いましょう。
また用紙サイズはB5版(B4二つ折り)とA4版(A3二つ折り)がありますが、企業での書類はA4サイズに統一されていますので、A4版をおすすめします。
手書きか、パソコンで作成か
手書きの履歴書よりもパソコンで作成する履歴書が一般的になっています。「手書きでもパソコン作成でも、どちらでも良い」と考える採用担当者が多数派です。ただし、手書き履歴書にこだわる求人企業もありますので、担当している人材紹介会社に確認すると安心です。
パソコンで作成した履歴書をプリントアウトする際の用紙は、一般的なコピー用紙だと安っぽい印象になりますので、上質紙を使いましょう。上質紙は文具店などで購入できます。
筆記用具
手書きする際は黒のボールペンか万年筆で丁寧に書きます。鉛筆やシャープペンシルは不可。履歴書は証書類ですので、「消せるボールペン」は使ってはいけません。
手書きの場合は丁寧に楷書で書き、欄に適度な空白をとることでバランスがよくなります。
修正テープ、修正液は使用不可
記入ミスをした場合は、修正テープなどを使わずに、最初から書きなおします。いきなりボールペンなどで書きはじめるのではなく、薄く鉛筆で下書きするか(清書後、時間を置いてから消しゴムで丁寧に消します)、別紙の見本を準備した上で、清書すると記入ミスが防げます。清書では休憩をとりながら少しずつ書いていくと、集中力が増すので、ミスを減らせます。
文章形式や年号の統一
文章形式は「です・ます」で統一します。年号は通常、和暦(平成・昭和)で揃えます。ただし、外資系企業やIT企業では西暦での統一をおすすめします。数字は算用数字を使用しましょう。
なお、職務経歴書など、他の応募書類とも和暦・西暦を揃えてください。
誤字・脱字チェック
どんなにアピールできる履歴書を作成しても、誤字ひとつで台無しになります。提出前には必ず誤字・脱字チェックをしましょう。また、自分のミスには気づきにくいので、できれば身近な人に見てもらうようにしましょう。